アメリカに思うこと6 たてまえ
アメリカに思うことシリーズ6回目。
今回も毒づきます。
アメリカに来る前、ある先輩からこっちの人たちはタテマエばっかりだからね、と何気なく言われた一言。
たてまえ
確かにこの言葉ですべてが説明つきそうです。本音と建前は日本の文化と思っていましたが、まさに米国文化にあてはまると思いました。
例えば、レディーファーストといい、道を譲ったり、電車を降りたり、エレベーターから降りるときに女性を優先しますが、その裏腹女性差別が横行しています。
また、道行く人は皆子供を大事にします。泣いている赤ちゃんがいればあやしたり、笑顔を絶やしません。その一方で、子供の誘拐は多く、幼稚園や小学校の車の送り迎えは必須で、小さな子供だけで道を歩くことなど不可能です。
エコ、エコと言いつつ、ゴミの分別はできず、ほとんどのものは埋め立てゴミ。
二酸化炭素の排出を減らそうと言いつつも、車社会は変わらない。
英語は直接的な表現が多く、言っているときはその人たちなりに本当にその気で言っているとは思います。しかし、本当に口だけ立派で、その実は伴わない文化なのだと感じます。
日本はこういう人たちの一時の盛り上がりで決めたことに振り回されます。日本人は真面目で決めたことは徹底します。しかしこいつらは決めたこともすぐに変更し、真逆に進んだりします。逆にそのスピード感はすばらしく、誤りを修正できるメリットでもあります。パリ協定や太陽光発電と火力発電、電気自動車が良い例でしょう。日本人の生真面目さは良い一面である反面、国際社会では損しやすい、非常に特殊な民族だなと感じます。
この特殊性はしばしば威力を発揮します。ほぼ同じ顔をしていても、日本人は静かで規律を守って行動しているため、アメリカの人はすぐに日本人とわかるようです。
先日も手続きのときに、『お前日本人だろ? Japanese 90% OK』
日本人なら基本的に不正はしない、問題なし!とのこと。
先人たちに感謝です。
もしかすると他の国の人も似たようなことを言われているのかもしれませんが、少なくとも日本人と言って、嫌な感じを受けるのは、隣国のあの国とあの国だけでしょう。
スケートデビュー
2023年1月
Rockville Town Square Outdoor Ice Skatingに行ってきました。
12歳以下は入場料10ドル、スケートのレンタル5ドル
13歳以上は入場料11ドル、スケートのレンタル5ドル
制限時間が1時間だったり2時間だったり、日によってかわるようです。
街の広場に、スケートの特設リンクが設置され、冬の間はスケートを気軽に楽しめます。アメリカでは?あるいは、このあたりでは、スケートやバスケ、テニスなど多くのスポーツが気軽にできる環境が整っています。アメリカ人はスポーツが好きなんですね。その反面、肥満の人も非常に多く見かけます。肥満にピチピチのレギンススタイルがテッパンです。不思議な文化です。
話が脱線しましたが、スケートリンクにはペンギンのサポーターが置いてあり、初めてスケートをする子供でも十分に楽しめます。スケートの設置場所は1日中日陰でとても寒いので防寒は重要です。また気温以外にも風のある日はとても寒いです。
タイミングが合えば何度か行きたいスポットです。
お米はどれがいい?
渡米して約半年が経過。
生活リズムは安定し、パターン化してきました。そうすると逆に新しいことに挑戦することを忘れてしまいます。人間、新たな情報、新たな挑戦、それに伴う少しのストレスがないと下り坂です。
日本人の食事にとって重要なお米の話です。
やはり皆さんの興味のあるところであるようで、先人たちがたくさん意見を述べてくれておりとても助かります。
アメリカ・カナダ在住者234人に聞いたオススメのお米の銘柄 | Kotch Life (yoshikoike.com)
【アメリカのお米】種類・購入時注意点とおすすめ日本米ブランドを紹介 | i see i see… (i-see-i-see.com)
【日本人はやっぱ米でしょ!】アメリカで買える美味しいお米ランキング (ohanaloha.org)
安い!でもおいしいアメリカのお米|サコブログ (sakousablog.com)
実はまだ3種類しか試していませんが、妻が農家出身と言うこともあり、お米にはこだわって炊いてくれます。炊飯器ではなく、鍋で炊いてくれます。ありがたいです。
(炊飯器の購入を提案しましたが、必要ないとのことでした)
味のみのランキング
1位 田牧米ゴールド
2位 かがやき
3位 錦NISHIKI
ちなみに値段もこの順位です。
私のまわりでは錦NISHIKIが最も人気のようであり、それを基準にします。
田牧米ゴールドはアメリカ在住日本人皆が知っている最高級米。なんせ高い。錦の倍近い値段します。味はおいしいです。噛むとほんのり甘みを感じますし、パサつきはほぼなし。粒が小さいのはさみしいですが、おいしいです。
かがやきは田牧米ゴールドには若干劣るものの、おいしい。また錦よりわずかに高いのみで、田牧米との価格差を考えると最もバランスが取れているお米と感じます。全く違和感なし。
錦NISHIKIは皆がこれで十分と話していたので、買ってみましたが我が家では納得できませんでした。日本の米より明らかに細長く、水分を吸わせてから鍋で炊いても、パサつきがあります。チャーハンやカレーならいいのですが、日本のおかずとともに食べるには食べてていて違和感を感じます。
ということで、我々のベースは現在かがやきです。
先日安売りしていたので、買いだめしました。それ以降、スーパーで見ないのはなぜでしょうか?
今後また、雪花や玉錦、こしひかり、など有名米にも挑戦してみようと思います。
2023/1/28追記
最近かがやきが手に入らなかったため久しぶりに錦に戻ってみました。妻がアメリカでの米の炊き方を覚えたのか以前より錦のカタさが改善され、おいしく食べれました。細長い形状は変えようがないですし、それによる食感は変えられませんが、味はおいしく炊けました。新米の影響かもしれません。
しかしいったん冷凍あるいは冷蔵すると途端に質は低下します。
炊きたてで食べる錦は日々食べるには十分なクオリティであると再評価します。
20232/4追記
先日サトウのごはん冷凍を食べました。我々はすでにアメリカに毒されていました。電子レンジで解凍したサトウのごはんはモチモチで、甘みも強くとてもおいしいご飯でした。錦、かがやき、田牧米ゴールド、どれよりも圧倒的においしかったです。日本で食べた新米コシヒカリはどれほどおいしかったのでしょう。慣れも大事でしたが、本来のうまみも忘れたくないものです。
アメリカの歯科治療3 Endodontist 治療編
2022年12月下旬
root canalの治療が始まりました・
最初の歯は、銀歯の取れた歯の反対側の歯です。
麻酔の塗り薬をして、注射の麻酔をして、そこからいろいろしてくれました。
途中、『レーザー治療した方が良さそうだから、追加で75ドルのお金かかるけどいいかな?』と。
もちろん事前に聞かされており、『あなたの思う治癒率の高い方を選択してくれ』と伝えていたので、もちろんOK。
最後にレントゲンで先端まで行ったことを確認し終了。
だいたい1時間くらいでした。
今回は洗浄して抗生剤を充填して、問題なさそうなら次回詰めるね、とのことでした。
今回はtotal 1040ドル、うち自費520ドルでした。
ここまでで、total 1719ドル、うち自費969ドルです。
今もよくわかりませんが、歯科は1800ドル要求しているのに、保険会社が交渉して1040ドルに値引きになっているようです。毎回、クリニックの要求額から交渉で値引きされています。いったいどういう理屈なのかわかりませんが、こちらの支払いは当然安い方がいいです。保険会社によっても値引き額は違うのでしょうか?アメリカの保険は複雑でよくわかりません。
アメリカの歯科治療2 Endodontist 診断編
銀歯を入れてもらうだけのつもりが大変なことになってきました。
2022年12月、紹介された神経治療専門Endodontistを受診することになりました。
日本にいるときに歯根嚢胞を勉強し、すべての歯の神経治療が不完全であることがわかっていましたが、アメリカでやはり治療は『must』、必須だと言われショックです。
endodontistは完全に現地の歯科で、受付も先生も英語でコミュニケーションがうまく出来るかわかりませんでした。しかし助手さんも優しく、日本語ではこれはなんて言うの?とか話してくれました。また先生も大学で神経治療を勉強した時に日本人がいたから簡単な単語だけわかるよと言われとても嬉しかったです。
endodontistでも一通り、歯と歯茎の間の歯周ポケットの深さを測り、レントゲンを撮りました。そして、endodontistなので予想した通り、CTを提案されました。
『CTは保険でカバーされないから300ドルぐらいするけどいいかな?』
拒否したら前に進めない、というか抜歯を待つ運命になってしまうので、当然OKです。
この検査結果を踏まえて、もう一度熟慮してから方針を提案するから、予約とって帰ってね、と。
この日はtotal 386ドル(うち自費341ドル、そのうちCTが325ドル)かかりました。
そして約1週間後、方針の話し合いです。
5本治療対象(日本でのincompleteな治療)の可能性のある歯がある。
1本は現時点ではレントゲン上問題ないため、経過観察をおすすめ。
1本は、すでに治療で削りすぎているため治療不可能(本来はroot canalの治療をすべき)。このまま運命にゆだねるしかない。数年以内に抜歯になる可能性あり・・・。
残りの3本は、『小さな感染巣が先端にあるため、root canalの治療をすべきでしょう。ただし、初回治療なら90%以上の完全治癒率だが、2回目以降なので70%以下です。
どうしますか?』と。
ここにたどり着くまでに、すでにいろいろ勉強し考えていました。
ラバーダムを引いて顕微鏡で治療をする方法がアメリカでは主流ですが、日本で同様の治療を受けようとすると、自費診療です。
日本ではまだ都会にしかなく、高額で、保険はきかず、さらに人気のため何ヶ月待ちの状態ということがわかっています。親切な神経治療専門の医院のホームページには1本いくらと掲示してくれていますが、20万円弱かかりそうです。しかも私の場合は顎も小さく、一番奥の大臼歯のため、より高額になる可能性があります。
今ならアメリカの保険で30-50%程度は保険でカバーできそうなので(かわりに毎月高い保険料を払っています)、治療を受けることにしました。
この日は説明のみでしたが、total 53ドル(うち自費53ドル)かかりました。
ここまでで合計679ドル、自費449ドルです。ほとんどがCTの自費ですね。
まだ1本も治療していないのに、すでにこの支払い・・・治療終了まででいったいいくらかかるのでしょうか・・・。
次回、endodontist 治療編 に続く。
アメリカの歯科治療1
渡米から3ヶ月
2022年10月銀歯が取れました。。
今回は自分の思い入れが強いことと現在進行形のためシリーズ投稿にします。
私はもともと歯のトラブルを多く抱えており、メンテンスとは別に毎年数回歯医者さんにお世話になっております。開口症と多数の虫歯があるためです。
(開口症は文字通り、歯を噛んでも、かみ合わず前が開いている状態になるもので、私の場合は左右の奥歯1本ずつのみが噛み合い、その他は全く噛めません。具体的にはうどんやパスタを前歯で切ることはできません。)
アメリカの歯科治療は高額と聞いていたため、当然渡米直前に歯科を受診し点検してもらいました。しかし、渡米から3ヶ月で銀歯が外れました。
これは歯医者さんが悪いわけではありません。
私は奥歯がすべて虫歯で何度も治療を繰り返しており、開口症のためにその虫歯である奥歯でしか噛んでいないため、奥歯のみに大きく負担がかかり、また虫歯になるという悪循環になっています。一部の歯は削りすぎて次は治療できないとも言われています。
さらには昨年左下の奥歯に大きな歯根嚢胞ができ、下歯槽神経近くまで大きくなったために神経痛がひどく、とうとう奥歯がぐらついたため、抜歯する羽目になりました。
そのため右の奥歯でしか物を噛めない状況で、渡米してきました。
ナイアガラの滝への旅行中に抜歯した歯の対になる上の歯の銀歯が取れたのです。
『歯医者に行って銀歯をはめてもらえばいいだろう』と軽く考えていました。
歯科に行くと、『銀歯がはまらない』と言われました。
確かにその銀歯を作った時もはまりにくくて、結局だいたいのところでくっつけた記憶があります。その銀歯を修正しているうちに、ますます合わなくなりとうとう戻せなくなりました。
先生からは『そもそも噛んでいない歯だから、かぶせ物を作り直さなくてもいいのでは?あるいは抜いたらどうか?』と。
しかし、噛んでいない歯でも奥歯を抜かれることには大きな抵抗があります。
『いずれ抜いた歯の部分にもインプラントを入れたいから、残して欲しい。かぶせ物を新たに作った方が防御力があがるのでは?』と伝えると、
『お前の歯はもうぼろぼろだし、しかも虫歯が治っていないから残したいなら、かぶせ物をするだけではだめだ。数年のうちに痛みが出てきて抜歯になるのが目に見えている。残せるかどうか神経治療の専門家に相談しよう。』と言われました。
ここまでで、レントゲンなどですでにトータル240ドル(うち自費55ドル)かかりました。
次回endodontist受診へつづく。
ちなみに私は歯科トラブルがあると予想し、私が選べる保険のなかで1.2位を争うぐらいいい保険に入っています。定期メンテナンスは保険に年2回含まれていました。
ちなみにアメリカの歯科治療の情報はネットで調べてもかなり少ないですが、この方のブログは具体的な事例を見れる貴重な情報でおすすめです。
アメリカの虫歯治療費は凄く高い!ポイントは歯医者に行かない事!? | アメリカ info (america-info.site)