アメリカの歯科治療2 Endodontist 診断編
銀歯を入れてもらうだけのつもりが大変なことになってきました。
2022年12月、紹介された神経治療専門Endodontistを受診することになりました。
日本にいるときに歯根嚢胞を勉強し、すべての歯の神経治療が不完全であることがわかっていましたが、アメリカでやはり治療は『must』、必須だと言われショックです。
endodontistは完全に現地の歯科で、受付も先生も英語でコミュニケーションがうまく出来るかわかりませんでした。しかし助手さんも優しく、日本語ではこれはなんて言うの?とか話してくれました。また先生も大学で神経治療を勉強した時に日本人がいたから簡単な単語だけわかるよと言われとても嬉しかったです。
endodontistでも一通り、歯と歯茎の間の歯周ポケットの深さを測り、レントゲンを撮りました。そして、endodontistなので予想した通り、CTを提案されました。
『CTは保険でカバーされないから300ドルぐらいするけどいいかな?』
拒否したら前に進めない、というか抜歯を待つ運命になってしまうので、当然OKです。
この検査結果を踏まえて、もう一度熟慮してから方針を提案するから、予約とって帰ってね、と。
この日はtotal 386ドル(うち自費341ドル、そのうちCTが325ドル)かかりました。
そして約1週間後、方針の話し合いです。
5本治療対象(日本でのincompleteな治療)の可能性のある歯がある。
1本は現時点ではレントゲン上問題ないため、経過観察をおすすめ。
1本は、すでに治療で削りすぎているため治療不可能(本来はroot canalの治療をすべき)。このまま運命にゆだねるしかない。数年以内に抜歯になる可能性あり・・・。
残りの3本は、『小さな感染巣が先端にあるため、root canalの治療をすべきでしょう。ただし、初回治療なら90%以上の完全治癒率だが、2回目以降なので70%以下です。
どうしますか?』と。
ここにたどり着くまでに、すでにいろいろ勉強し考えていました。
ラバーダムを引いて顕微鏡で治療をする方法がアメリカでは主流ですが、日本で同様の治療を受けようとすると、自費診療です。
日本ではまだ都会にしかなく、高額で、保険はきかず、さらに人気のため何ヶ月待ちの状態ということがわかっています。親切な神経治療専門の医院のホームページには1本いくらと掲示してくれていますが、20万円弱かかりそうです。しかも私の場合は顎も小さく、一番奥の大臼歯のため、より高額になる可能性があります。
今ならアメリカの保険で30-50%程度は保険でカバーできそうなので(かわりに毎月高い保険料を払っています)、治療を受けることにしました。
この日は説明のみでしたが、total 53ドル(うち自費53ドル)かかりました。
ここまでで合計679ドル、自費449ドルです。ほとんどがCTの自費ですね。
まだ1本も治療していないのに、すでにこの支払い・・・治療終了まででいったいいくらかかるのでしょうか・・・。
次回、endodontist 治療編 に続く。